このページはPR・広告を含みます
しまわない宅トレ。オトナカラーが変える家庭用運動器具

HOME FITNESS / FIELD GUIDE

しまわない宅トレ。オトナカラーが変える家庭用運動器具

STEADYのフィットネスバイクとツイストステッパーに登場したオトナカラーを手がかりに、出しっぱなしで置ける宅トレ器具が運動習慣と住空間、小売ビジネスにもたらす変化を読み解きます。

ニュースの概要

家庭用トレーニング器具ブランドのSTEADYが、人気の有酸素アイテムであるフィットネスバイクとツイストステッパーに、落ち着いた色合いの新色を加えました。訴求の中心は「しまわない宅トレ」という考え方です。運動の秋に合わせ、器具を押し入れに片付けず、部屋に置いたまま使い続けてもらう狙いがあります。色を大人向けの落ち着いたトーンに寄せたのは、リビングや寝室に置いても浮かないようにするためと読み取れます。価格や機能そのものより、暮らしに溶け込む見た目を前面に出した点が特徴です。宅トレ市場が「性能競争」から「置き場所と習慣づけの競争」へ移りつつあることを示す一件といえます。

引用元: 運動の秋は【しまわない宅トレ】へ。STEADY人気の有酸素アイテム「フィットネスバイク」と「ツイストステッパー」から“オトナカラー”が新登場!(PR TIMES)

分析・見解

色の刷新は、宅トレ最大の敵である収納の手間を狙っている

家庭用の運動器具が続かない最大の理由は、意志の弱さではありません。使うたびに出して、終わったらしまう。この数分の手間が、疲れた平日夜には高い壁になります。

折りたたみ式の器具が普及しても、この壁は残りました。畳んだ器具をクローゼットから引っ張り出す動作が、結局は面倒だからです。そこで逆転の発想として出てきたのが、最初から片付けない前提で作る設計です。今回の新色は、その発想を見た目の面から支える手段といえます。

派手な原色から落ち着いた色へ。器具が家具に近づく流れ

従来のフィットネス器具は、黒や蛍光色が主流でした。性能の高さを示す一方で、生活空間では異物に見えます。来客時に布をかける人も少なくありません。

似た流れは他の分野にもあります。空気清浄機や扇風機は、白一色から木目調やくすみ色へ広がり、インテリアとして選ばれる商品になりました。調理家電のバルミューダが、機能で並ぶ競合の中から「見た目と体験」で支持を得たのも同じ構図です。器具もこの段階に入ってきたと考えられます。

有酸素器具に絞ったことの意味と、残る課題

フィットネスバイクとツイストステッパーは、どちらも音が静かで、立ち上がってすぐ使える点が共通します。テレビを見ながら、配信動画を流しながらできるため、新しく時間を作る必要がありません。筋トレ器具に比べ、置きっぱなしの相性が良い種目です。

ただし課題もあります。出しっぱなしにした器具は、やがて洗濯物かけになりがちです。置き場所があることと、使われることは別の話です。見た目の良さは入口の条件にすぎず、継続を支える仕掛けが別に必要になります。

次に問われるのは、使う習慣を支える仕組みである

今後は、器具そのものより利用の記録や声かけ、家族での共有といった周辺の工夫が差を分けるでしょう。スマートウォッチで運動量を自動記録するなど、手間をかけずに成果が見える仕組みは、すでに多くの人が日常で使っています。これらと穏やかにつながる器具が、次の本命になる可能性があります。

また、秋という季節訴求にも意味があります。気温が下がり、屋外運動の気軽さが落ちる時期は、室内運動への切り替えが起こりやすいからです。季節の節目を購買の合図に変える手法は、年末の健康目標の時期にも応用できます。

ビジネスへの影響

小売と製造にとっての示唆は、売り場の主役が機能から暮らしへ移ること

器具の色や質感を生活空間に合わせる動きは、販売チャネルの広がりにつながります。家具店や雑貨店、インテリア系の通販サイトも、競合であり提携先でもある存在になります。専門店の棚だけで勝負していると、見た目で選ぶ層を取りこぼします。

商品説明も変える必要があります。回転数や負荷段階の説明より、置いたときの写真、設置に必要な床面積、運動中の音の大きさが購入の決め手になります。実際の部屋に置いた画像を多く載せる企業ほど、比較検討で有利になるはずです。

法人や自治体が使える視点は、運動を生活動線に混ぜること

この考え方は、従業員の健康づくりにも使えます。専用の運動室を作って利用が伸びない例は多く、休憩スペースやリモートワーク用の席の近くに器具を置く方が、利用率が上がりやすいと言われます。運動のためにわざわざ移動させない設計が肝心です。

導入を検討する際は、器具の台数より置き場所の見直しを先に行ってください。まず小さく置いて利用の様子を見て、増やすかどうかを決める進め方が、無駄な投資を避けます。

関連記事